講談師・人間国宝 一龍斎貞水
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 講談とは時代の蓄積が生み出した産物だと私は考えます。人は人と接し、様々な営みを繰り返してきました。そしてその中で物語がうまれ、その時を生きた人々は後の時代にも伝えたい、また後世の人々も知りたいと欲しました。そんな必然的な流れの中、講談は一つの伝達手段として生まれたのです。そして講談は長い時代の流れの中で、多くの人々に鑑賞されることによって、磨きをかけられ、芸という性格を持つようになりました。
 講談とは、語りというフィルターを通して、時代時代の世相を映す鏡です。それは昔々の頃から、今に至って、そして、その今も昨日・今日・明日と時々刻々と動いています。講談が世相を映す鏡だとすると、それは絶えず新しい姿へと変化しているわけです。講談を伝統芸という枠組みだけで、博物館のショウケースに収めるものでもないはずです。これからも世相にもまれて、開拓されなければいけません。そして永遠に未完成であるべきです。なぜなら時代を映す鏡でもあるわけですから。
 語りの手法や、登場人物の表現の仕方、何より人として芸人としての心得など先人に学ぶべきものは数多くあり、それを継承し、後輩に伝えることは、私が今を生きる講談師として追及すべき命題でしょう。常に心にしていることは私の師、五代目・貞丈(昭和43年没)が色紙に書いてくれた「初心忘るべからず」です。私はまだ若いし発展途上だと思っています、先に記したように講談という芸も完成されるものではありません。私の夢は「偉大なる未完成」で完ることです。
 私のコラムはタイトルを座右の銘でもあるこの「偉大なる未完成」としました。今後も気が向きましたら、何か思うことをこのページでご紹介させていただきますので、どうぞ御暇つぶしにご覧下さい。
一龍斎貞水


 連続講談の会 新章「仙石騒動」開催中です。
 





第三席 7月24日(月)
 開演:18時30分
 木戸銭:2,000円 全席自由
 会場:湯島天満宮参集殿二階

《お問合せ》ようごうしゃチケットセンター Tel.046-297-0371(平日:10:00〜17:00)









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